日高の鉄路#8

2021/3/27

日高幌別駅を出発して程なくすると終着駅・様似駅のある「様似町」に入ります。終点様似までは残り3駅です。

鵜苫駅

様似町内最初の駅・鵜苫駅は、結構老朽化著しい貨車駅舎です。

駅構内の様子

ホーム端はしっかり補強されているようです。

駅名標

久しぶりに見た綺麗な駅名標。交換基準は何なんでしょうか?


続く西様似駅は西様似の集落端っこに位置しています。

西様似駅全景

これまで巡ってきた駅のなかでもピカ一に好きな感じでした。

こちらも貨車駅舎。

中にも入ることが出来ました。外は虹が描かれているようです。

次は終点・様似です。

終点の一つ手前。何となく寂しさも感じます。


長かった日高線の駅巡り。まだ鵡川側など訪れていない駅も多いけれども、ひとまず一旦終点の様似駅に到着です。

様似駅

日高の鉄路の終着駅。この先、襟裳・広尾方面はJRバス日勝線との接続となります。日高本線の廃止後はJRバスが静内~浦河~様似~襟裳~広尾間で運行されます。

駅構内から眺める日高山脈

ここに列車で降り立ったのであれば、この山々を見て「遠くに来たなあ」と感じたのでしょう。

駅名標

この先に鉄道が建設されることはなく、そしてこの駅もまた長い歴史に幕を下ろします。

駅前風景

駅前には民宿やお食事処もある地方の拠点駅です。


折角、様似まで来たので少しだけ観光をしようと「エンルム岬」に登ってみます。

迫力ある「エンルム岬」。

北海道では知床や江差にも同じようなのを見た記憶がありますが、ここにもまた海岸沿いに飛び出す大きな岩山があります。それではここに登ってみることにしましょう。

ある程度は車で登ることができます。

電波塔がある関係で車道が整備されており、車である程度登ることができます。

エンルム岬駐車場に到着

ここから少しばかり登ると到着です。

アポイ岳・襟裳方面

海の青さが春を感じさせてくれます。

様似漁港・浦河方面

この付近には奇岩が複数あります。

様似本町方面

蝦夷三官寺の一つ「等澍院」などがあります。

下った後は、日高路を折り返して、浦河・静内方面へと戻っていきますが、ここではその前に様似の海岸沿いの奇岩をまとめてご紹介します。

親子岩

あたかも親子3人のような佇まいから「親子岩」と呼ばれている。アイヌの悲話についての伝承もあるようです。

様似市街地直前の「塩釜トンネル」

親子岩とローソク岩の間にあるトンネル上は大きな岩山になっています。

ローソク岩

塩釜トンネルの浦河方にあるのがこちらの「ローソク岩」です。


様似町を離れて北上します。まずは、往路で立ち寄らなかった三石地区の2駅に立ち寄ります。

(つづく)


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