ニセコ鉄道紀行#1

2019/9/1

札幌駅から函館本線で小樽・ニセコ方面に向かう区間のうち、小樽~長万部駅間は山線と呼ばれ、かつては道南・本州方面と札幌圏を結ぶ大動脈の一部を成していましたが、現在はローカルの気動車のみが走っています。

しかし、毎年9月ごろには期間限定で札幌から函館までを小樽・ニセコ経由で1往復する特急列車が運行されています。今回はその臨時特急列車に乗車して、ニセコに日帰り旅行へと出かけることにします。

札幌駅2番線ホームからの出発。臨時列車は3両編成で、手稲・小樽・余市の順に停車します。

列車は札幌駅を定刻通りに出発。車窓を眺めながら、札幌駅で購入した駅弁を朝食として頂きながら行くことにします。小樽までは停車駅が途中手稲のみと、快速列車よりも停車駅が圧倒的に少ないのですが、定期列車も多く、先行列車の影響で速度はだいぶゆっくりと走ります。銭函駅を過ぎると、進行方向右手の車窓には日本海が見えてきます。残念ながら私の座席は反対側でしたが、それでも反対側に見える日本海はとても美しく見えました。

ちなみに、今回購入した「秋のご馳走御膳」弁当ですが、札幌駅では四季に合わせた駅弁が販売されていていずれも割と定評があるというのをネットで見て買ったのですが、大正解でした。

車内では食べる駅弁。
おしながき
とてもお酒の合うメニューが多いお弁当ですが運転をする予定なので我慢我慢です。

小樽を出ると列車は単線区間に入り、車窓も変わっていきます。次の停車駅、余市では駅のホームでアップルパイの販売などが行われていました。余市を過ぎると列車は山の中を走ります。そして、本日は羊蹄山エリアの拠点・倶知安駅で下車をします。

国際観光地ニセコの玄関口で、2030年には札幌延伸開業する北海道新幹線の停車駅にもなる予定です。

さて、倶知安駅からは駅前すぐのトヨタレンタカーで車を借りて、ニセコ方面へと向かいます。まず向かったのは「ニセコ高橋牧場」です。自家牧場で搾った牛乳を使ったスイーツなどを販売しているほか、ニセコらしい景色が見れることで有名な場所です。

高橋牧場ミルク工房に到着しました。
とりあえずソフトクリームを購入。
羊蹄山を見渡せる開放的な草原に、トラクターと牧草ロールがおかれています。羊蹄山に雲が少しかかっているのがちょっと残念ですがこれは仕方ないです。

美味しいソフトクリームを食べた後はどこに行くことにしましょう。ニセコって結局定番では何をすればいい観光地なのかがよく分かっていないので、とりあえず「神仙沼」という場所に向かうことにしました。

神仙沼レストハウス。ここにある駐車場に車を止めて、ハイキングをします。
こちらが入口。木道が整備されている区間がほとんどなので観光の服装でも気軽に散策することができます。
20分ほど歩くと「神仙沼」に到着。ちょっとした休憩スペースもありました。
湿地帯で歩いていてとても気持ちがいいです。
水辺が美しいですね。
レストハウスまで戻った後、展望台まで歩いて行ってみました。やや木々に覆われてはいるものの、見晴らしはよかったです。

ここまでが前半。次回はニセコの温泉に入り、ゴンドラで山に登ります。

(続く)


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