与那国の自然
Date: 2025/4/14
東崎
3日目の朝。ようやく晴れてくれました。
朝いちばんで、「東崎展望台」へと向かいます。東崎は与那国島の東端にある断崖絶壁の岬です。名の読みは「あがりざき」。西端が西崎が「いりざき」であり、「あがりざき」は太陽があがる岬を意味します。

西崎が最西端として有名とすれば、この東崎は与那国島の景観として有名と言えるでしょう。なだらかな牧草地となっている東崎では与那国馬などが放牧されています。
透き通った朝の景観を眺めていると、島旅の醍醐味を感じさせてくれます。

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東崎からは時計回りで、与那国空港向かいの「むんぶてらす」へと向かいます。途中は、軍艦岩や立神岩などの展望スポットを経由していきます。
まだ朝の陽ざしの時間帯。朝の陽ざしと自然の神秘たる岩礁のコラボレーションが美しいです。

「むんぶてらす」ではモーニングを受け取ります。むんぶ系列のホテルでは、スマートフォンでチェックアウトを含む様々な手続きをすることができるのですが、アクティビティのほか、モーニングも予約することができます。
モーニングは、飲み物とぽーたまのおにぎり、ヨーグルトとなっています。観光客のイメージする沖縄らしいモーニングとなっていて、なかなか良きです。

Dr.コトー診療所
モーニングの後は比川にある「Dr.コトー診療所」へ向かいます。
大人気テレビドラマとして人気を博した「Dr.コトー診療所」の舞台であり、与那国島を代表する観光スポットの一つです。
昨日、「わかなそば」を食べた比川の集落の端っこにあり、比川浜を一望できる場所に立地しています。

診療所に入ってすぐのところに診察券の自動販売機があるので、購入しましょう(?)。

診療所内には撮影セットが残されていて、コトー先生の自転車なども残されています。いやー懐かしいですね。

受付、診察室、病床などがしっかり残っています。そう、この情景。ここでゆっくりしたいですね。






診療所の屋上からは比川浜の美しい景色を眺めることができます。

与那国ブルーの海。浜に降りるしかありませんね。透き通る青い海。これを3日間見たかった、という思いもあるものの、最終日にこれだけのきれいな海を見れただけでも満足としましょう。

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立神岩
Dr.コトー診療所からは朝に通過した立神岩や東崎などを反時計回りでもう一度回ってみます。
まずは、立神岩です。立神岩は島の南東部の海岸にそびえ立つ与那国島のシンボルのような岩です。ちょうど真横にある展望スペースと展望台があり、真横の展望スペースから眺めていきます。

展望スペースからさらに少し進むと「立神岩展望台」があります。展望台には(一応)トイレもあるほか、駐車場がしっかりと整備されています。

先ほどの展望スペースの方が立神岩自体はより大きく見えますが、こちらの方が全体を俯瞰してみることができ、何よりも与那国のダイナミックな断崖と合わせて見ることができるのが良いところです。
風もあって、心地よく、しばらく休んでいたい。そう思えるような場所です。

本当はゆっくりしていきたいところですが、今日の昼の飛行機で帰らなければならないので、出発です。

軍艦岩(サンニヌ台)は朝いちばんでゆっくりしたので通過しようかとも思いましたが、与那国にまた来ることもしばらくないだろうと、立ち寄って帰ることにしました。

まるで軍艦のような力強い岩である軍艦岩。逆光であるがゆえにより、その軍艦?潜水艦?っぽさを出しているように思えます。

東崎、再び。
軍艦岩からは再び、東崎へやってきました。朝いちばんの日の出直後とは雰囲気が変わった東崎。馬たちは相変わらずのんびりと過ごしています。

朝いちばんもいいけれど、100メートルの段階の上にある東崎。昼もまたいい眺めです。

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ナンタ浜とティンダバナ
残り僅かの与那国島。最後まで満喫しましょう。続いては、昨日に続いて、ナンタ浜へやってきました。
晴れのナンタ浜からは、ティンダバナを眺めることもできます。青い海、美しい岩、そして青空。これこそ、与那国で見たかった景色、そのものと言えるでしょう。

この美しい海が港ということも、また驚きです。

ナンタ浜から見えた「ティンダバナ」。
ティンダバナは、租界集落やナンタ浜を一望できる天然の展望台で、標高85mの崖にあります。サンゴの隆起と浸食によって形成された地形で、15世紀末に女酋長サンアイ・イソバの住居があったという伝承のほか、イヌガンと呼ばれる犬と女性が暮らした伝説のある洞窟があります。
ティンダバナまでは、集落から歩いていくこともできますが、駐車場も用意されているため、今回は時短で駐車場まで車でやってきました。

駐車場から展望台までは数分で、このような崖の間を抜けていきます。

ティンダバナの展望台は手前と奥の2か所ありますが、眺めに大きな違いはありません。
この日、私がティンダバナに到着したときは、ちょうど与那国空港へ着陸するRACのプロペラ機が通りかかるのと同じタイミングでした。ナンタ浜や祖納港の美しい青い海と着陸する旅客機、いい絵としか言いようがありません。

祖納の集落も綺麗に見渡せます。

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それではお昼も近いのでランチに向かいますが、途中でいくつか寄り道していきます。
こちらはダンヌ浜。島北西部にある海岸です。

あまり広くはないですが、こちらも綺麗な海が広がっています。

久部良バリ
巨大な岩の割目が特長の「久部良バリ」。この久部良バリでは、かつて人へらしのために妊婦をとばせたという悲しい逸話が残っています。

海をみると、悲しい出来事がここであったとは信じられないくらい美しさです。

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さて、残りも限られた時間しかないので、ランチを食べて、ぼちぼち空港を目指していきますか。
(つづく)