富山湾の幸
2024/8/11
魚処やつはし
ドーミーインの大浴場で汗を流して、ひと眠りしてから、夜の街に繰り出します。今日は立山から戻ってくる時間が分からなかったので、余裕を持った予約にしておいたのもあって、かなりドーミーインでゆっくりしました。
やってきたお店は、富山湾の美味しい魚が食べられることで人気のお店「魚処やつはし」です。富山市の繁華街・桜木町にありますが、日曜日ということもあってか、繁華街の外れだからか、人気の少ない道沿いにありました。
店内に入ると、カウンター席に案内されました。ひとまずキリンラガーの中瓶を注文して、メニューを眺めます。中瓶とほぼ同時にして、お通しもやってきました。それでは、こよいの宴を始めましょう。
まずはビールを一口。旨い。続いて、お通しは何かの肝。酒飲みの心をよく分かっているお店です。しかし、このお通しだけでビールが何杯も飲めてしまいます。
料理も注文していくことにします。最初は「刺身盛り合わせ」です。7種盛られていて、これはもちろん美味しい。お刺身に合わせて、「Uo」(魚津酒造)という日本酒を頼みます。この日本酒は、魚介類に合うように、とつくられたお酒です。やっぱり刺身には日本酒が一番です。
続いては揚げ出し豆腐。メニューを見ていたら美味しそうな写真があったので、ついつい頼んでしまいました。お次は「岩牡蠣」。夏の日本海側といえば、岩牡蠣ですよね。生でもよかったですが、焼いている系のメニューがどれもおいしそうだったので「焼き牡蠣」でいただきました。こちらは「勝駒」(富山県高岡市 / 有限会社清都酒造場)を合わせます。
最後は、富山と言えばの「ホタルイカの沖漬け」です。隣に座っていた方が旨い旨いとお代わりしていたので、私も注文しましたが、これは旨い。日本酒と合わせるのももちろん良いですが、これでご飯を食べるのも美味しそうです。
今日は〆までしっかり楽しみたかったので、こちらでお会計。富山の幸を楽しめて大満足でした。
ガッツリ!えびすこ
近くで目星をつけていたお店に行ってみましたが満席ということで、潔く富山駅方面に向かって、〆のラーメンを食べることにします。歩いて行ける距離ですが、まだ暑かったので、桜橋駅から路面電車に乗車しました。
夜の富山駅付近はかなり賑わっています。先ほどの桜木町付近より活気があって、多くの人が友人や家族、親戚などと夜を楽しんでいるようです。
やってきたお店は「ガッツリ!えびすこ」というがっつり系富山ブラックが食べられるお店。一軒目でお腹に余裕を残しておいたのは、がっつり系で締めるつもりだったからです。
さすがにお盆真っ盛りのご当地ラーメン店というだけあって、店内6席・店外10人ほどの待ちでした。前には外国人観光客の家族連れも並んでいますが、小学校低学年くらいの女の子もいて、日本のスタンダードなラーメンも食べたのか少し不安になります。ジャパニーズラーメンを勘違いされないと良いな…なんて。
しばらくして店内に入り、一人掛けのカウンター席が空いていたので、そこからはスムーズに案内されました。券売機で購入したのは、「キリンラガー(中瓶)」と「富山ブラック(味玉)」、そしてライスです。
真夏に並んでいたせいかビールが飲みたくなってしまったので仕方がありません。やってきた富山ブラックはこれまでに食べた富山ブラックとはかなり印象が違うビジュアル。富山ブラックらしい「圧倒的しょっぱさ」が絶妙なラインにやや抑えられていて、比較的食べやすく、また、太麺というのが、しょっぱさを程よく緩和してくれます。
とは言え、しょっぱいことに変わりはなく、ビールやライスは必須アイテム。がっつりラーメンに、ビールとライスで完全なる満腹になりました。
食後はさすがに涼しくなってきたので、ドーミーインまで歩いて帰ります。やや生暖かい風が夏の夜を感じさせてくれます。仕事帰りの「生暖かい夏の風」は不愉快だったりしますが、旅しているとこういう風もまた風流に感じたりするものです。
途中のセブンイレブンで水など買い物を済ませて、部屋に戻ります。満腹で大浴場は危険なので、ある程度消化した頃合いで、大浴場でのんびり。明日もいい一日になることを期待して、眠りにつくことにします。