いい年になりますように。

ANA1403便(東京羽田→札幌千歳)プレミアムクラス搭乗記

2021/1/3

オリンピックイヤーになるはずだった2020年が終わり、新しい1年がまた始まりました。2019年末に中国・武漢市で発見された新型コロナウイルス感染症は2020年に全世界へ拡散し、世界は明日への展望が見えぬまま、新しい年へと突入しました。

本日は新年最初のフライトレビューをお届けします。今回のフライトは東京・羽田空港から札幌・新千歳空港へと向かう「ANA 1403便」で、プレミアムクラスに搭乗します。


地下1階のANAフェスタで(お土産用に)崎陽軒のシウマイを購入し、2階のプレミアムチェックインカウンターで荷物を預入。その後、ラウンジで出発まで小休止して、本日の搭乗口である61番ゲートへと向かいました。

出発案内。
61番ゲート

引き続きコロナウイルス対策のため搭乗順は後方窓側席→後方中央席→後方通路側席→前方窓側→…の順となっており、「Group4」での搭乗です。本日の便は臨時便ではありましたがエコノミークラスもそれなりに搭乗客が多いようでした。

さて、機内に乗り込みます。本日乗る機材はB787-800の国際線機材「78M」です。もともとは台北線をはじめとする近距離国際線に投入されていましたが昨今の状況から昨年後半から国内線に投入されています。

快適なビジネスクラスシート
2-2-2の6列です。

本日予約した「2K席」に着席。もともと、国際線機材ということもあり、国際線ビジネスクラス用のシートがプレミアムクラスシートとなっています。通常のプレミアムクラスのシートピッチが127cmに対して、こちらは145cm。フルフラットにこそなりませんが、国内線であれば長距離でもゆっくりと過ごすことができます。


アルコールシートで身の回りを少し拭いてみつつ、出発を待ちます。この日は搭乗に時間がかかり、久しぶりに定刻を少し過ぎての出発となりました。隣には「東京2020」特別塗装機が停まっていました。

アルコールシート
今年はどうなるのでしょうか。

10時39分に出発。離陸には少々の待機もあり、10時56分に羽田空港を離陸。関東平野を北上していきます。晴天ではありましたが気流の乱れもあり、やや揺れながらの飛行でした。

東京湾
関東平野

さて、短い飛行時間ですので、機内サービスがすぐに始まりました。10時30分発のフライトなので「昼食時間帯」なのですが、正月三が日の「朝食・昼食時間帯」は「おせち料理」となっています。

おせちとお吸い物。
箱には「赤べこ」も描かれていますね。
お品書き

お重を開けると、6区画に分けられています。左上から「湯葉の有馬煮・合鴨スモーク・海老煮・栗きんとん寄せ」、中央上には「数の子・田作り・黒豆・赤蒲鉾・白蒲鉾」、右上には「鰤幽庵焼・烏賊雲丹焼・紅白菊花膾」、左下に「煮しめ」、中央下は「小袖寿司」、右下に「出し巻き玉子・牛ごぼう巻・鰊昆布巻」となっています。

お重の中身。

彩りも豊かで、一人で食べる「おせち料理」にしてはとてもよくまとまっていました。個人的には「湯葉の有馬煮」は初めて食べた気がしますがとても美味しかったですね。

食事と一緒に頂く飲み物は日本酒をオーダー。現在の銘柄は「マルマス米鶴 限定純米吟醸」でした。(元々9~11月用のお酒ですがまだ12月~のメニューには切り替わっていないようです。)飲みやすいサイズでおせちとも相性がよかったです。

お供は日本酒に。
全部を並べて…

お吸い物には「寿」の文字が。短い時間でしっかりしたサービスを提供するCAさんには頭が下がりますね。

お吸いものの拡大写真。

さて、食事の後には「何かお飲み物は」と尋ねられたので、「抹茶入り玄米茶」をオーダー。チョコと一緒に楽しみました。この頃には既に機体は北東北上空で、あと10分ほどで降下を開始するとのアナウンスも入りました。

玄米茶とチョコ
北東北は雪景色です。

その後、順調に飛行を続け、12時4分に新千歳空港へ着陸しました。なかなか厳しい日々が続きますが、今年は良い年にしたいものです。

(完)