幸せの岬#2

与勝諸島とうるまの美ら海

Date: 2024/2/11

古民家食堂 てぃーらぶい

那覇旅行2日目の朝。宿泊していた東横インの部屋の窓から外を眺めると、沖縄都市モノレール(ゆいレール)がよく見えました。

それでは、今日はホテル近くのタイムズでカーシェアを借りて、ドライブに出発します。

朝ごはんは東横インでは頂かず、与那原のA&Wでいただきます。注文したのは、朝食メニューの「モーニングハムエッグサンドセット」です。トーストにハムと目玉焼きを挟んだシンプルなメニューですが、朝にはぴったりで、おいしかったです。

食後は本島東海岸を北上し、うるま市に向かいます。

うるま市は、沖縄本島第三位の人口を有する自治体ですが、勝連半島の沖にある与勝諸島と呼ばれる島々があるので、こちらに向かいます。与勝諸島は、勝連半島(与勝半島)の東にありますが、主要な島は沖縄本島から架橋されているため、船に乗らずに行くことができます。

まずは、海中道路を経て、浜比嘉島にある「古民家食堂 てぃーらぶい」へやってきました。先ほど朝ごはんを食べたばかりですが、良い時間ですので、「豚もつそば膳」(1,430円)をいただきました。

浜比嘉島

食後は、浜比嘉ビーチへやってきました。沖縄本島側にあたる島の西側にあるビーチのため、波は極めて穏やかですが、沖縄らしい美ら海が広がっています。

浜比嘉ビーチで休んだ後は、島の東側にある「アマミチューの墓」へやってきました。

アマミチューとは神話上の人物で、女神アマミチューは琉球の島々を創成、そして男神シルミチューは子孫を増やしたことが、琉球の始まりとされており、ここ浜比嘉島はその2人が降臨した場所、いわば琉球の始まりとされる場所なのです。

アマミチューの墓を訪れた後は、もちろんシルミチュー霊場にも立ち寄ります。アマミチューは浜比嘉島の入り口近くですが、こちらはかなり南にあり、駐車場からしばし歩いての参拝です。ただ、それがまた、雰囲気をアップさせているといえます。

このシルミチュー霊場は、108段の石段を登った先に、アマミチューとシルミチューが住んでいたとされる洞窟があります。訪れると子宝に恵まれるというこの霊場ですが、神秘的な雰囲気がとてもよかったです。

平安座島・宮城島

浜比嘉島から平安座島に戻り、その足で宮城島へと向かいます。ちなみに、平安座島は、沖縄本島からの架橋がされている与勝諸島の玄関口で、宮城島・伊計島と浜比嘉島の分岐がある場所ですが、石油基地となっているため、見どころはまり多くありません。

宮城島で向かったのは「果報バンタ」です。果報バンタ、その名は「幸せ岬」を琉球の言葉で言い表したものですが、その名に恥じないように、地上70メートルの断崖上からは、三色のグラデーションが美しい海を眺めることができます。沖縄本島の景勝地もかなり訪れましたが、こちらはかなり上位のところです。

果報バンタに広がる白い砂浜、ここは「ぬちの浜」と呼ばれます。ぬちとは、琉球の言葉で「命」。満月の夜、ウミガメが産卵に来る、まさに「命の浜」なのです。

また、果報バンタには「ぬちうなー」(命の庭)と呼ばれる神聖な場所がありますが、なかでも「龍神風道」は「新しいことにチャレンジする人」にピッタリのパワースポットとして知られています。今、何かやろうと決めているわけではありませんが、日々挑戦、その気持ちを新たにしました。

最後に、果報バンタにある「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」という製塩工場・商業施設を見学して、「塩ソフト」(550円)をいただきました。ソフトクリームのなかでも、塩味は個人的にかなり上位。おいしくいただきました。

伊計島

宮城島からさらに奥にある与勝諸島最奥・伊計島に向かいます。まずは伊計島のど真ん中にある仲原遺跡にやってきました。縄文時代晩期の集落跡で沖縄県初の復元集落遺跡となっています。

その後、伊計島漁港に車を止めて、伊計島の集落を散策します。写真一枚目のガジュマルのトンネルや写真三枚目のイツクマの浜など、街も海も素敵な集落でした。

最後は「伊計ビーチ」にも寄ってみました。こちらは有料で、4月~10月は遊泳も可能なビーチですが、沖縄でも屈指の透明度を誇るビーチのようです。

海中道路

与勝諸島の観光を終え、来る際も通った海中道路を通って、沖縄本島に戻ります。

海中道路は、元々平安座島に石油基地を造るにあたって、これまで干潮時のみにしか横断できなかった区間を(ほとんどの区間を橋でなく)堤防上の道路として建設されたものです。現在は観光スポットとして有名で、金武湾の美ら海を眺めることができます。

本島に戻って「うるまジェラート」でジェラートをいただいてから、那覇まで帰ります。

炭火やきとり寛泉崎西店

本日は「炭火やきとり寛泉崎西店」で夕食にします。まずはオリオンビールから。

料理はベジファーストで「豆腐サラダ」をいただいてから、串をいただきます。肝(たれ)、せせりみ・ねぎみ(塩)、ささみわさびを注文。焼鳥は身も大きめで、焼き加減・塩加減もよくかなりいい感じでした。

その後も、お代わりしたビールとともに、「しいたけ肉詰め」・「つくねチーズ」・「焼きなすポン酢」・「月見つくね」などをいただきました。お会計が現金のみではありますが、かなりいい焼鳥屋さんで大満足でした。

琉球新麺 通堂 小禄本店

居酒屋二軒目はせずに、今夜はゆいレールに乗って、小禄駅近くのラーメン店「琉球新麺 通堂 小禄本店」にやってきました。沖縄県のラーメン店としてはかなり有名・人気で、豚骨ラーメンが人気のお店です。観光地には近くない小禄という立地ですが、さすがに三連休中の夜営業は混雑していて、しばし待っての案内でした。

店内に案内され、「おとこ味ラーメン」と「生ビール」を注文。生ビールのアテには、ラーメンのみならず、もやしのナムルもあったので、締めのいっぱいを堪能しました。

東横インに戻った後は、お酒を追加して三次会。気が付けば夢の中でした。

(続く)