新緑の島前#2

西ノ島探索

Date: 2025/4/26

磯四季

隠岐・西ノ島の別府港に到着。西ノ島では港周辺が主要な市街地の一つとなっているので、港周辺でランチをいただくことにします。

今回は「磯四季」という港前の飲食店に入店してみます。店内はかなり広く、地元客も含めて、多くのお客さんで賑わっていました。カウンター席に案内されたので着席します。

今回は看板メニューの「磯四季定食」を注文。天ぷらとお刺身が付いたこのお店の看板メニューです。

Photos

焼火神社

食後は港にある「どうぜんレンタカー」でレンタカーを借りて、観光に出発します。この日はまず、西ノ島東部にある「焼火神社」に向かいます。

焼火神社は、かつての島前カルデラの中央火口丘でもある西ノ島最高峰・焼火山の8合目にあり、広く航海の神として知られる神社です。

入口の駐車場からは歩いてのぼります。マムシに注意という看板がところどころあったので、足元に気を付けながら、歩いて向かいます。

途中、展望の良い場所からは、海の向こうにある知夫里島を眺めることもできます。

5分ほど歩くと鳥居が見えてきました。ここから左折すると、焼火山頂上へ向かう道があります。

さらに進むと社務所があり、さらにその先に拝殿と本殿があります。本殿は、焼火山の岩窟に埋もれるように構えられているのが特徴的です。

Photos

焼火神社の参拝を終え、次の目的地へと向かいます。その途中、立ち寄ったのが「後醍醐天皇御腰掛石」です。

後醍醐天皇といえば、建武の新政のイメージが強いですが、その直前は隠岐島に流され、別府港近くの黒木御所に隔離されていました。その黒木御所から逃走した際、この腰掛石で休憩をしたといわれています。

腰掛石の少し北側には、外浜海水浴場があります。かなり透き通った海となっていて、この時期は泳いでいる人こそいませんが、のんびりと日本海を眺めるには絶好のロケーションです。

この外浜海水浴場の西側には一つの運河があります。その運河は「船引運河」と称され、日本海の外海と島前の内海を結んでいます。この運河によって、内海に面する浦郷港から外海へのアクセスが容易になり、西ノ島の漁業・観光業の発展に繋がったそうです。

運河もかなり透き通っていて、感動ものです。

国賀めぐり定期観光船

西ノ島の主要な集落の一つ・浦郷へやってきました。今日は、ここから、西ノ島観光のメインともいえる、国賀めぐり定期観光船に乗船していきます。

受付に行くと、本日は時化のため、通常コースではなく、船長おまかせコースとなるとのこと。国賀海岸の見どころを楽しめないのは残念ではあるものの、折角の隠岐なので、楽しみたいと思います。

本日は私の他に夫婦・カップルのペアが2組というアットホームな船旅。浦郷港を出発し、知夫里島方面へと向かうようです。

知夫里島方面に向かうかと思いきや、そうはならず、中ノ島付近の岩牡蠣養殖場を眺めながらの航海です。船長からのアナウンスによると、岩牡蠣の養殖はここから始まったとのこと。春から夏の季節が旬とのことで、まさに今。この旅では岩牡蠣を楽しみたいと思います。

その後、船引運河を抜けて、日本海の外海へと向かいます。

船引運河から、日本海の外海へ出ると、今までの静けさから一変。日本海の強い風を感じます。

安全に行けるところまで向かうということで、結局、国賀海岸の手前まで案内してくれました。次回、国賀海岸リベンジをしに来たいところです。

Photos

国賀海岸

観光船を楽しんだ後は宿に向かうことも考えましたが、明日の天気が怪しそうなので、国賀海岸の絶景を見ておくことにしました。日本海の激しい海食作用を受けた大断崖・奇岩がそそり立つ国賀海岸。

駐車場から海岸線までは舗装された道が整備されているので、この道を歩いて下ります。

こちらは通天橋。岩石の中央部が海蝕作用によってえぐりあけられてできた奇岩です。ここから摩天崖まで遊歩道が続いています。

国賀海岸は入り江になっているのですが、一角には國賀神社があり、こちらで旅の安全を祈願します。強い風が吹く国賀海岸。美しい自然を眺めながら、たそがれる時間です。

摩天崖までは遊歩道が続いていますが、早く宿にチェックインして、ゆっくりしたいので、車で向かいます。摩天崖の頂上は強い風が吹いていて、まさに飛ばされそう、以外のコメントが出てきませんが、絶景であります。

隠岐、やっぱり、いいところです。

Photos