地のはて知床#2

岩尾別温泉地の涯宿泊記(施設編)

2020/8/20

ウトロから更に東へ進み、国道から知床五湖方面へと向かいます。途中の岩尾別という平地で知床五湖方面とも別れを告げて、狭い山あいの道を進んだ先に、こよいの宿「地の涯」はあります。

この岩尾別温泉は日本百名山の一つ・羅臼岳の登山口にもなっているため、宿周辺は宿泊客以外にも登山客の車が数多く駐車されています。羅臼岳は標高が1,661mある知床連山最高峰の山。羅臼岳から硫黄岳までの縦走路もあるとのこと。ヒグマの住処なので、ヒグマ対策が不可欠です。

知床五湖方面との分岐にはわかりやすい標識がたっています(翌朝撮影)
宿の駐車場には使われていないようですが水車があります(翌朝撮影)

こちらの宿は3階建で全22室のお宿。決して大きなホテルというわけではないのですが、如何せん山奥にあるため、立派な3階建ての建物はとても大きい印象を受けます。


メインエントランスから入り、フロントでチェックインの手続きをします。夕食は18:30~、朝食は7:30~の時間でお願いしました。フロントでは部屋への行き方・食事会場・大浴場の場所などについて案内していただきました。

カギを受け取りエレベーターに乗り、部屋のある2階へと向かいます。今回のお部屋は2階の209号室。和室8畳のスタンダードなタイプのお部屋ですがシモンズ製マットレス完備のツインルームとなっています。一人ですが…

ちなみに、手前側(先ほどの写真で写っている建物)が西館で、奥にあるのが東館となっていて、西館側は和洋室・和室(マットレス)、東館側が通常の和室となっているようです。詳しくは宿公式のお部屋案内をご覧ください。

フロントの様子。リニューアルされているのかとても綺麗でした。
室内の様子。
タオル・アメニティ類
1階には昭和11年の硫黄山噴火についての記録・解説をしているコーナーがあります。
自動販売機コーナー。缶ビールはアサヒです。

さて、まずは温泉へと入ることにしましょう。温泉は1階にあり、男女別の大浴場と混浴の露天風呂から構成されています。なお、混浴の露天風呂はすっ裸では入れず、脱衣所に用意されている湯のみ着を着用しての入浴となります。

ちょうど時間帯が良かったのか大浴場は貸し切り。まずは体を洗い、大浴場にざぶんと浸かります。いいお湯でございます。そして、露天風呂へ。ちょっと開放感が過ぎるくらいには開けた露天風呂は2段構成になっていて、とてもゆっくり過ごすことができました。

滞在中何度か訪れましたが、大浴場も混み合うことなく快適に過ごせました。
知床の原生林をバックにした露天風呂。源泉かけ流しの湯を思う存分堪能しました。

お風呂から上がった後は自室に戻り、ビールタイムです。道の駅ウトロで購入した限定地ビール(ただし知床製ではない)とおつまみをいただきます。おつまみで購入した「ホタテチップス」は非常においしかったので、お勧めです。

飲んで、ちょっと食べて、布団でゴロゴロしていたら、徐々に夕焼けが窓から見えるようになってきました。この日の夕焼けはとても綺麗でした。明日からの旅に期待が膨らむ焼け具合です。

道の駅で購入したおつまみとビール。おつまみは「TOTTAN」シリーズを購入。
缶ビールも!近くにコンビニはないので、宿の自販機で売っているもの以外を買うためには、事前にウトロ市街のセコマかセブンで調達しておく必要があります。
夕焼けがとても綺麗でした。

ゆっくりしているとそろそろ夕食のお時間。次回は夕食編をお届けします。

(続く)


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