ふくの国#1

海峡ゆめタワーとふく

2024/11/22

ANA693便(東京羽田→山口宇部)

秋は旅の季節。今週末は、羽田空港を10時過ぎに出発する山口宇部空港行きに搭乗し、山口県下関市を目指します。この日は最寄りの路線が遅延していたため、到着時にはファイナルコールでした。

羽田から山口宇部空港までは1時間45分のフライトです。

山口宇部空港では山口を代表するふぐがお出迎え。下関までは空港シャトルバスが走っているのですが、これはマイクロバスで運行されていて、事前の予約が必須。ということで、今回は歩いて空港を出て、空港最寄りの草江駅を目指します。

宇部・山陽線(草江→宇部新川→宇部→下関)

草江駅からはJR宇部線の宇部新川行きに乗車します。草江駅から出発する宇部線は日中1~2時間に1本程度なのですが、座席は結構埋まっていて、驚きでした。宇部市中心部にある宇部新川駅で宇部行きに乗り換えます。

宇部駅で山陽線に乗り換えるのですが、時間があったので、ここでお昼ご飯にします。宇部駅の駅前には飲食店も多くなさそうなので、駅構内にある立ち食いうどん店で、肉うどんをいただきます。

宇部駅から乗り換える山陽線はクロスシートの電車で、のんびり過ごせます。お腹も満たされて、ぽかぽかの車内で気が付けばうたた寝していました。

宇部駅からの列車は1時間1本程度ですが、下関市内まで来ると本数もお客さんも増えてくるようです。下関駅では九州方面の普通列車とも接続していて、乗り換えるお客さんも結構いました。

下関駅に到着。山口県の県庁所在地は山口市ですが、下関市は県下最大の人口を擁する都市で、駅前には大丸百貨店もあります。ペデストリアンデッキを歩いて、ホテルへ向かいます。

下関ゆめタワー

宿泊する「ドーミーインPremium下関」にチェックインをして、近くにある「海峡ゆめタワー」へ向かいます。海峡ゆめタワーは1996年に誕生した全長153メートルのタワーで、関門海峡のランドマークになっています。

エレベーターに乗って地上143メートルにある展望室へ向かいます。展望室からは、関門海峡を挟んで、下関市・北九州市門司区を眺めることができます。晴れていることもあって、いい眺めを楽しめました。

ありがちですが「恋人の聖地」にもなっています。

ゆめタワーからの眺めを楽しんだ後はホテルに戻って、夜ごはんの時間まで大浴場でのんびり。

ふく・長州料理 KATSUMOTO

今夜はふく料理。下関ではふぐのことを「ふく」というそうですが、初・下関の夜はふく料理にしました。僅かに今日の太陽が残るホテルを後に、今夜予約してあるお店のある唐戸方面に向かって歩きます。

ちなみに、下関駅・ゆめタワー地区から唐戸までは少々距離があるのですが、バスの本数もかなり多いようなので、バスに乗っても良さそうでした。

さて、今宵のお店に到着。2階の受付で予約を伝えると、2階にある広い個室席に通していただきました。一人でふく料理を個室でいただくなんて贅沢の極みであります。

今回は一人でも楽しめる「ふくミニコース」をいただいていきます。まずは瓶ビールでアサヒスーパードライをおともに、煮凝りからいただきます。

続いて、ふく刺し。贅沢に何枚も一緒にいただきます。これはもちろん美味しい。その後は、三品目のふぐの唐揚げをいただきます。こちらはさすがに骨が多いですが、旨味を感じられて美味しいです。

瓶ビールを2本いただいた後は、下関の地酒「天美」を注文。ふくのお寿司、そして「ふくちり」とともにいただきます。やはり、ふくといえばふくちり。おいしさが際立ちます。

海平ラーメン

ふく料理の後は2軒目で、「海平ラーメン」へ。こちらはとんこつラーメンのお店ですが、おでんもウリのお店。まずは瓶ビールとおでんを楽しんで、最後にとんこつラーメンをいただきました。

さすがは本州最西端で、九州との玄関口でもある下関市。おいしいとんこつラーメンでした。

帰りもホテルまで酔い冷ましに歩いて帰ります。ゆめタワーをはじめライトアップされていて、なかなか雰囲気のある街ですが、繁華街の人出はあまり多くなく、少し寂しさも感じられました。

途中、コンビニで晩酌用のお酒も買って、健全な時間に就寝しました。