消える鉄路#2

十勝旅行(1日目)~士幌線の跡

2023/5/13

ナイタイテラス

目的地の上士幌町に到着しました。まずは「道の駅かみしほろ」でトイレ休憩をします。

道の駅の敷地内にある広場には気球を模したものがありますが、これはこの上士幌町が「気球のまち」であるためです。毎年夏にはバルーンフェスティバルが行われています(参考記事:「なつぞら十勝#1」)。

道の駅を出発して、向かった先はナイタイ高原牧場です。

ナイタイ高原牧場は、約1700ヘクタールの広さの日本一広い公共牧場で、ナイタイ山の麓にあります。このナイタイ高原牧場内には「ナイタイテラス」という施設があり、こちらから広大なナイタイ高原牧場とその先に広がる十勝平野を一望できるほか、ご飯やソフトクリームを食べることが出来ます。

この先、ランチを取る時間もないので、今日はこちらで「十勝ハーブ牛のローストビーフ丼」と「ソフトクリーム」を注文して、昼ご飯としました。ローストビーフ丼は、お弁当箱に入っていて、新鮮野菜半分、ローストビーフ丼半分になっています。写真映えはハンバーガーの方が良さそうでした。

タウシュベツ川橋梁

ナイタイテラスを後にした私は一旦上士幌町中心部まで戻ってから、ぬかびら源泉郷へと向かいます。「ひがし大雪自然館」で情報収集などをしたあと、ちょうど桜が見ごろの「ひがし大雪自然ガイドセンター」にやってきました。今日はここからツアーに参加して、タウシュベツ橋梁へ向かいます。

ツアーではワゴン車に分乗してタウシュベツ川橋梁へと向かいます。途中からは一般開放されていない林道を走っていくのですが、途中ではシカを見ることも出来ました(糠平エリアではシカを見るのは日常ですが…)。

橋梁の手前から糠平湖に下りて、タウシュベツ川橋梁を目指します。橋梁へのルートは、その日の糠平湖の水深などによっても変わるようで、この日は糠平湖を歩いて行くことができました。

歩いていると、前には糠平湖、後ろには大雪山系が美しいです。

タウシュベツ川橋梁の手前まで来たところで自由行動になります。色々な角度からタウシュベツ川橋梁を見て過ごします。

今日の川の水量であれば、渡河して対岸に行けるということで、渡河して対岸に向かいます。

対岸沿いの稜線を歩く時間もあったので、ここからもタウシュベツ川橋梁を眺めてみました。近くから見るタウシュベツ川橋梁も美しいですが、少し遠くから眺めると、奥にある山々をバックに、タウシュベツ川橋梁を見ることができて、これもまた美しかったです。

待ち合わせ場所から車を停めた林道までは旧士幌線の線路跡を歩いて向かいます。

その後、再び車に乗っていきます。車は林道を走った後、国道に出て右へ曲がります。ぬかびら源泉郷へは左へ曲がるのですが、このツアーでは幌加駅に向かうようです。

ただ、幌加駅で車は止まらず、一旦とおり過ぎて、「士幌線第五音更川橋梁跡」を眺めてから、幌加駅に向かうようです。

幌加駅は、タウシュベツ川橋梁より奥にあった旧士幌線の駅です。かつては木材を運送するために栄えていましたが、かつては多くの人が生活していた町というだけあって、酒瓶など生活の名残があります。ちなみに、現在の旧・幌加駅周辺は北海道開発局帯広開発建設部幌加除雪ステーションがあるのみで、山の中でかなり閑散としています。

幌加駅の見学を終えた後は、「ひがし大雪自然ガイドセンター」に戻ります。途中でも「五の沢橋梁跡」など名所名所でアナウンスや減速をしてくれるので、しっかり楽しむことができました。

解散後は「ぬかびら源泉郷 湯元館」で日帰り温泉に入浴して、ホテルのある帯広へ戻ります。