北緯45度を越えて#2

2020/7/24

稚内で迎えた朝。今日はあいにくの曇天・時々雨の天気の模様。ということで、道北の道の駅を巡る一日にします。稚内駅前のタイムズレンタカーで車を借りて、猿払・浜頓別を経て音威子府へ。そこから北上してくる計画です。

稚内駅前のタイムズはコロナ禍で営業時間は少し短くなっているようで、朝は9時から。この時間に合わせて、ホテルを出発して、タイムズへと向かいます。車を受け取った後はまずは猿払村にある道の駅さるふつ公園へと向かうことに。この道の駅では名物の「ほたて弁当」を食べるつもりなので、朝はまだ食べていません。

タイムズカー稚内駅前店
道の駅さるふつ公園
串焼きも売っている・・・
もちろん食べました
そして、ホタテめし
雨なので車内でいただくことに
じゃじゃーん!美味しそうでしょう。

美味しい「ホタテめし」をいただいた後は浜頓別方面へ向けて南下します。猿払村には「さるふつ王子の森」などもありますが、あいにくの天気なので、道路沿い(?)の2か所だけ立ち寄りつつの移動に。

まず訪れたのは「猿払電話中継所跡地」。かつて東京と南樺太の電話通信において大きな役割を果たした場所。次に訪れたのが「エサヌカ線」。直線道路ですね。ライダーに人気のスポットとのこと。

プチ観光をしつつ猿払村を南に下っていくと間もなく浜頓別町に入ります。枝幸郡の交通の要衝です。ここには近年に開設された道の駅があるため、そちらに立ち寄り、焼き立てパンをいただきました。

南樺太と繋がったのは戦争の少し前というのは少し驚きでした
エサヌカ線
道の駅はまとんべつ
パンはとっても美味しかった

浜頓別からは内陸に入ります。国道275号線・旧国鉄天北線に沿って、音威子府村を目指します。旧天北線は廃止時まで優等列車が運行されていた珍しい路線とWikipediaに書いてありましたが、現在では代替バスも存亡の危機とのこと。厳しい現実が付きつけられています。

浜頓別から少し進むと中頓別町に入ります。旧中頓別駅跡の中頓別バスターミナルに立ち寄り、道の駅ピンネシリにも寄り、音威子府を目指します。車窓から見る小頓別地区の街並みは少し惹かれるものがありました。

中頓別のバスターミナル
道の駅ピンネシリ
道の駅おといねっぷに到着

音威子府はそばで有名な街。音威子府駅にある音威子府そばのお店に行こうと思い、向かったのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で休業中とのこと。残念ですが、村内の音威子府そばのお店へと向かうことにしました。

向かったのは「一路食堂」というお店。サクっとそばを食べるつもりで訪問しました。が、結構待ち時間が長く、列に並んでから食べ始めるまで約100分。十分な時間をもって訪問することをお勧めするタイプのお店でした。もちろん、音威子府そばは美味しいのですが、時間をだいぶ使ったので予定を一部変更することにしました。

お店の外観。
待ちくたびれたので大盛に。

当初はこの後、美深の道の駅まで行って、Uターンして、中川、初山別、天塩と訪れようと思っていましたが、こちらのお店でだいぶ時間を使ってしまっいお店を出る頃には午後3時ころでしたので、今回はこのまま北上して稚内へと戻ることにしました。

音威子府からはおおむね宗谷線と天塩川をはさんで反対側の道路が続きます。雄大な天塩川の光景を眺めるルートなので晴れて言えばさぞかしいい道路でしょう。中川町の「道の駅なかがわ」では今日最初のソフトクリームをいただきました。

稚内へと戻るにつれ、徐々に天気は好転してきます。途中、宗谷線のなかでも立派な駅舎らしい雄信内駅にも立ち寄りました。ちょうど鉄道ファンと思しき方もいらっしゃいましたが昔はさぞかし栄えていたのだろうなあと思わせる駅舎でした。現在は駅周辺には廃屋が立ち並ぶのみで、なんともいえぬ静けさを感じざるを得ません。

道の駅なかがわ
ソフトクリーム
雄信内駅

雄信内駅からは国道40号線に戻り、ひたすら稚内へ向け北上します。幌延からの一部区間は「豊富バイパス」として整備されていますが、バイパス終了後の区間も高規格で整備されており、驚きました。

稚内に戻ってからはお寿司屋さんに直行。稚内随一のお寿司屋さんの店主は話し上手で、ついつい食べ過ぎ、飲みすぎてしまいました。もちろんお味もサービスも非常に良かったですよ。

いい門構え。「寿司竜」さん。
まずは生で。
お通しの一つ目。うに豆腐。
もう一つのお通しは松前漬と海老
まずはお刺身の盛り合わせから
ここからは怒涛の日本酒
焼き魚も食べます
味噌漬けでとても自分好み
最後に握りのセットを食べました

国稀を計何本飲んだかあれですが非常においしいお酒とお食事で大満足の稚内の夜でした。少々飲みすぎた気もしますが、翌朝に備えて今日はお開きとします。

(続く)


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