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秋の東胆振ドライブ

Date: 2021/10/16

冬がやってくる


10月も半ばになり、北海道の気温は日に日に低くなってきました。例年、札幌の紅葉も今月下旬が見ごろであり、その後は長い長い冬がやってきます。今年も例外ではなく、日々寒くなってくるのを身に染みて痛感するのでした。

とは言え「寒い」だけではありません。秋の季節もまた、美味しいものがたくさん食べられる収穫の時期になりますから。この週末はそんな旬を求めに、むかわ町へと向かいました。

むかわ町・今限定のグルメ

仕事終わりにタイムズカーの営業所に向かい、レンタカーを受け取りました。朝イチで受け取っても、前日の夕方に受け取っても値段が変わらないので、札幌のタイムズで借りる場合はいつもこのようにしています。朝イチは混雑しますし、何より予定を組みづらくなりますから。

自宅から東へ進み、厚別区で知人と合流しました。その後は国道274号線と道央圏連絡道路を通り、新千歳空港付近から国道36号線、道道129号線を経由して、太平洋沿いの国道235号線に入りました。

当初、むかわ町内では「大豊寿司」に行こうと思っていたのですが、店頭に行列が出来ていたため、少し先にある「自然喰処 灯泉房」さんにお邪魔することにしました。店舗裏の駐車場に車を止めて、店内に入ると、開店直後にもかかわらず既に満席で、我々の前にも待ちも1組いました。

「自然喰処 灯泉房」(食後に撮影)

しばらくして席が空いたため、小上がりの席に通されました。今回は「ししゃも寿司」と「ししゃもフライ」を注文して、座席で到着するのを待ちます。

先にやってきたのは「ししゃもフライ」です。

「ししゃも」は身近な魚の印象がありますが、普段のスーパーで目にするのは「カラフトシシャモ(カペリン)」と呼ばれる魚で、「ししゃも」は北海道太平洋側の内浦湾から厚岸湾の沿岸地域でしか獲ることが出来ない貴重な魚なのです。

では食べてみましょう。食べてみると、身が思いのほかジューシーで美味しいです。普段食べているカラフトシシャモより大きいような気がします。タルタルソースを付けても美味しいですが、そのままでも美味しくいただけました。

ししゃもフライ

少しして「ししゃも寿司」もやってきました。生のししゃもは足が速く、基本的にはむかわ町をはじめ産地付近でしか頂くことができないようです。(札幌市内でも頂けるお店があります)

恐る恐る食べてみると身がしまっていて、甘みもほのかにある上品な味で、これはとても美味しい。これを求めて北海道に来る理由も頷けます。

ししゃも寿司

美味しく完食してお店を出ます。出る頃には、「ししゃも寿司」は売り切れとのこと。早めに来てよかったです。

自然喰処 灯泉房

住所

〒054-0023 北海道勇払郡むかわ町末広1丁目70−2

営業時間

11:00~14:00、17:00~23:00

ハスカップの街・厚真町

この日は風も強く寒いので、この後は車窓から紅葉を楽しむことにしました。まずはむかわ町から北上して、厚真町にある「山口農園 ハスカップカフェLabo」さんへやってきました。

こちらでは「ハスカップブリュレクレープ」を買って車内で頂くことにしました。クレープ生地はモチモチとしていて、香ばしさもあってなかなか美味しい。中にもハスカップやクリームなどがぎっちり入っていて、大満足のデザートとなりました。

ハスカップブリュレクレープ

山口農園 ハスカップカフェLabo

住所

〒059-1602 北海道勇払郡厚真町表町53−6

営業時間

11:00~17:00(木曜・金曜定休)

鉄道の街・追分

厚真町からは北上していき、早来から国道234号線に合流し、更に北上します。車窓には室蘭本線の普通列車も見ることができました。1両編成の短い列車でした。しばらくして石勝線の高架橋が見えてくると、室蘭本線と石勝線が交わる追分に到着です。追分には最近できた「道の駅あびらD51ステーション」があるので、立ち寄ってみることにしました。

外に停まっている車両は「キハ183-214」という特急車両でクラウドファンディングにより保存されているようです。こちらは石勝線が開通し、追分駅に特急がはじめて停車するようになった特急「おおぞら」号として使用されていた車両とのこと。

キハ183-214

奥に進んでいくと、「車掌車 ヨ3500 と 有蓋車貨車 ワム80000」が保存されています。この貨車に多くの荷物が載せられていたのでしょう。なお、「炭鉄港」の宣伝などもたくさんあったため、石炭をこの貨車で運んでいたものだとばかり思いこんでしまいましたが、そうではないようです。

車掌車 ヨ3500 と 有蓋車貨車 ワム80000

最後に、屋内にある「D51 320」を見学します。こちらは元々「(旧・追分町)安平町鉄道資料館」で保存されていた車両を移設したもので、通常は屋内展示、イベント時には屋外展示とされる蒸気機関車だそう。なお、旧・追分町を走る旧・夕張線(現在の石勝線及び廃止区間)は(イベント・保存目的を除き)国鉄で最後までSLが運行されていたところで、その縁もあって、長く保存されていたようです。

D51 320

道の駅あびらD51ステーション

住所

〒059-1921 北海道勇払郡安平町追分柏が丘49−1

営業時間

9:00~18:00(4月~10月)、9:00~17:00(11月~3月)

公式サイト

https://d51-station.com/

と、これで帰ればいいのですが、夜に飲みに行く場所が18時半からの営業ということもあり、時間つぶしがてら、夕張市・三笠市・岩見沢市・新篠津村・当別町・江別市と大きく迂回して帰ることにしました。あいにくの曇天ではあったものの、夕張川沿いは見事な紅葉が広がっていました。

シューパロ湖

真たちのおでん

この日は夕張市など大迂回をした後、レンタカーを札幌駅前のタイムズカー営業所にて返却。久しぶりの「すすきの」へ飲みに行ったわけです。

冬も近くなってきたことを実感させる寒い一日でしたので、おでん屋さんに向かったのですが、なんと「真たちのおでん」が既に提供されていました。

冬は確実に近づいてきているようです。


次回予告

あたたかい場所へ。