初夏の道央を訪ねて#1

2020/6/13

コロナ禍はどう帰結するのだろうか。緊急事態宣言も解除されたので、密を避けながら、道央の自然を感じに、久しぶりの旅行です。

朝は少し寝坊してしまい、起きてみると快晴。こんな日に寝坊だなんて勿体ない。慌ただしく準備をして、札幌駅前に。タイムズの札幌駅前店でレンタカーを借りて、さて出発です。

街中の交通量はだいぶ戻ってきたようで市内はやや混雑していますが、真駒内を過ぎると快適な道が続きます。途中はサイクリストの方が結構いるよう。風を感じながらのサイクリングはさぞかし爽快なことでしょう。自分も車の窓を全開にして、風を感じます。

丸駒温泉分岐を過ぎ、支笏湖畔に。所々で釣り人の姿も見えます。お昼頃には支笏湖駐車場に到着です。下調べはよくしていなかったのですが、500円で公営の駐車場が数多く整備されているようですね。駐車場の客引きが多いような観光地はあまり得意ではないので、こういう形態は非常にうれしいです。

あっつい!コロナで忘れていましたがもう6月の中旬。夏なんですね。駐車場に車を止めてまず向かったのはビジターセンター。

まずは支笏湖の情報をチェックします。その前にまずは消毒液。厚いしマスクつけながらは嫌ですが室内に入るときはマスクを着けて入館。一応。

館内には支笏湖の成り立ちや支笏湖(周辺)に生息する生き物の生態などにフォーカスして実物も交えて展示されています。支笏湖といえば、「ヒメマス」を思い浮かべる方も多いと思いますが、「ヒメマス」の水槽もありました。

情報収集をした後はお昼ごはん・・・

いや、あんまりお腹も減ってないし、まずは散策だな!ということで、湖畔に向かいます。

観光船はまだ運休中。御覧の通り、ボートたちも暇そうにしています。

支笏湖ブルー。少し眩しすぎる。でも、ここでは支笏湖よりも支笏湖の定番であるこちらに目が惹かれます。

そう。山線鉄橋。

山線鉄橋
明治41年(1908年)から昭和26年(1951年)まで、王子製紙苫小牧工場から支笏湖畔を経由し、王子製紙第4発電所までを結んでいた王子軽便鉄道に使われていた鉄橋。当初は木橋であったが、大正13年(1924年)に架け直された橋が現在にまで残っている。道内に現存する現役最古の鋼橋で、支笏湖のシンボルとして有名になっている。

さて鉄橋を渡りましょう。千歳川の景色はとても綺麗。

支笏湖も綺麗だけど、千歳川も絶景。

渡りきって見ると・・・

清々しい。渡りきったところにベンチがあったのでしばしの休憩です。

お弁当を買ってきてここでのお昼でもよかったなぁ。

さらに進むと浜辺に降りられる場所が。

この先の野鳥の森はどうも閉鎖しているとビジターセンターに書いてあったので折り返して休暇村の展望台へと向かいます。

短い時間ですが自然の中を散策しながら休暇村エリアに。

上がると自然の中でランチをワイワイしている方々がいらっしゃいました。人が賑やかにしている・・・そういう自然が戻りつつあるようで少しうれしい気分です。

間もなく、休暇村内にある展望台に到着です。

上がってみると・・・

支笏湖ブルー!登ってきた甲斐のある景色でした。(車で直接休暇村に来ることもできますが)

再び山線鉄橋を渡り、休業中の観光船の脇を抜けて、ホテルや飲食店・土産物店のあるゾーンに戻ります。さてランチはどこにしようか・・・

せっかくの支笏湖なので、ヒメマスを食べたいなぁと思って探していると、漬け丼の提供があるこちらのお店を発見。

注文したのは「支笏湖チップ漬け他人丼」(税込1,650円)。

チップは身がしまっていて、肉厚でとてもおいしかったです。

あっという間に完食。

さて、結構満腹になったので、もう少し散歩して、今日の宿に向かうことにしましょう。

神社で、早く自由に旅ができる社会を祈りつつ、

山線の歴史を学び、

支笏湖ブルーを目に焼き付けて、

ビジターセンターでトイレを済まして、今日の宿である登別に向かいます。

支笏湖から登別までのルートとしては、道道141号線→道央道または国道36号線が最速ですが、少しつまらないな・・・

ということで、北湯沢・オロフレ峠経由を選択。

徐々に背景が曇りつつありましたが、進行方向はずっと快晴で、最高のドライブになりました。

左が進行方向。洞爺湖・羊蹄山方面は雲が・・・

まっすぐ宿に向かおうかとも思いましたが、大湯沼へ。

徐々に雲の占める割合が増えてきたようで・・・

足湯行くか迷う・・・

でもせっかくだからな。

ということで、足湯に浸かって、疲れを取ります。

やっぱり温泉は最高です。

今度こそ宿へ向かおうと思いましたが、大湯沼の駐車場と地獄谷の駐車場は当日限りの共通券らしいので、地獄谷にも少し寄ることに・・・

歩いていると雨がパラパラと。すれ違った夫婦が、「急な大雨が降るらしい」話をしていたので急いで一周。

途中、鹿さんにも会いました。

さて、雨が本格的に降る前に・・・と急いで宿へ。

今回お世話になるのはこちらの「はなや」さん。

チェックインを済ませ、風呂へ直行のはずが・・・

ウェルカムドリンクでのお抹茶と和菓子を頂いてからのお風呂です。これ本当においしかったなぁ・・・

日帰りの方もいらして少し混んではいましたが快適なお風呂。露天にも行くかぁと露天に行くと、外は雨。屋根付き露天なので雨音を聞きながら、ゆったりと登別温泉を堪能します。

風呂上りはビール!館内の自販機で300円でした。

いやー今日一日は充実したなぁと思い返しながらビールを流し込みます。

さて、楽しみの夕食までゆっくりしますか。