道南探訪#2

みそぎの郷・木古内

Date: 2025/6/6

クラッセイン木古内

トラピスト修道院を後にして、国道228号線をさらに南下していきます。これまでも、江差や松前などに向かうため、何度か通過したこの道ですが、夏の海岸線沿いは穏やかで、ドライブにはこれ以上ないといっても過言ではないほど、気持ちのいい道です。

ただ、今回は普段あまり観光していなかった木古内町に宿泊するので、ドライブは早々に切り上げて、宿泊する「クラッセイン木古内」へやってきました。

早速チェックインして、部屋に荷物をおきます。部屋はかなりきれいで清潔感もあって、いい感じ。新幹線開業後にできたホテルだと思いますが、こういったホテルがあると、ありがたいですよね。

水回りも大変きれいです。

広くはないですが、大浴場もあります。大浴場は準天然光明石温泉で、疲れた体を癒すことができます。やはり大浴場付きはとてもありがたいです。

客室からはみそぎ浜や津軽海峡が見えました。展望がいいとそれだけでテンション上がります。

道の駅と温泉

ホテルに車を置いて、木古内市街地を散策します。ホテルは木古内駅からほど近いところにあるのですが、木古内駅には「道の駅 みそぎの郷きこない」が併設されているので、まずはこちらにお邪魔します。

道の駅ということで、お土産品が販売されていたり、レストランがあったり、しますが、今回はこちらの「キッチンキーコ」というスナックコーナーで、特製「はこだて和牛コロッケ」を購入します。

いつの間にか手元にあった「サッポロクラシック夏の爽快」とともにいただきます。

コロッケに使われている「はこだて和牛」とは、函館の名がついているものの、実はここ木古内町のブランド和牛で、年間なんと220頭しか出荷されていない貴重な和牛なのです。

過ごしやすい気温のなかでコロッケとともに飲むビール、最高、以外の何物でもありませんね。

食べた後は行きたいところがあるので、市街地を歩いて北上します。

しばらく歩いて、市街地を走る松前道と海沿いのいわばバイパスである国道との交差点まで来ると、一つの像があります。これは、「木古内の坊」と呼ばれるもので、明治時代の木古内の人で、誰にでも正直に、誰よりも家族を大切にどこまでも純粋な心をもって43年の人生を生き抜いた人として、知られています。

その後は、「木古内の坊」からさらに北へ進み、木古内IC近くまでやってきました。ここが今日の目的地の一つ「温泉旅館のとや」さんです。こちらの宿は、津軽海峡の景色と天然温泉を楽しめる町内唯一の温泉旅館ということで、わざわざやってきました。

入ってすぐ券売機があるので、こちらで日帰り入浴券を購入します。

入ってみると大浴場は貸切。設備は古めではありますが、清潔感はしっかりあります。それでは体を洗って入浴します。

こちらなかなかhotなお湯ではあるのですが、これが疲れにとてもよく効きそうな湯でした。肌にもよさそうでつるつる系の温泉でした。ちょっと夏にここまで身体をポカポカにしてしまって帰れるか不安なレベルでポカポカになりましたが、本当にいいお湯でした。やはり道南はどこも温泉が素晴らしいです。

みそぎ浜

入浴後は向かいのファミリーマートで一杯ビールを買って、飲みながらホテルへ一度歩いて戻ります。帰りは海岸沿いを歩いて、木古内駅からの道路とのT字路にある「みそぎ浜」へやってきました。

みそぎ浜は、津軽海峡、海峡の先にある青森県下北半島が一望できる眺望スポットです。ただ、この浜が最もにぎわうのは、町内の伝統神事「寒中みそぎ祭り」でしょう。

「寒中みそぎ祭り」は、1月13日~15日に行われる木古内・佐女川神社のお祭りで、4人の行修者が昼夜を問わぬ厳しい鍛練の後に、厳寒の海に飛び込んで4体のご神体を清め、一年の豊漁・豊作を祈願する「海中みそぎ」を行うもの。

肌参りなどと比べてもかなりの鍛錬が必要と言わざるを得ませんが、ゆえに多くの観客が訪れる冬の大祭のようです。見てみたいですが、見るだけでも寒そうという男気のなさなので、見ることはないかもしれません。

さて、訪れたのはちょうど夕陽の時間でしたので、鳥居越しに見る夕陽を眺めて、神々しい様子でした。

美乃久鮨し店と木古内の夜

夕食は木古内市街地にあるお寿司屋さん「美乃久鮨し店」にやってきました。

店内に入り、予約していた旨を告げると、カウンター席に案内されました。

隣には欧米人の一人客がいました。北海道といえど、木古内まで来るインバウンド客なんてずいぶん珍しいなあと思ったのでしたが、英語の先生として来ているとのことで、日本語も達者のようで、何ならかなりの常連のようです。異国の地方の街でただ一人暮らすというのはなかなか出来ないことで、感心してしまいます。

さて、私はお刺身を盛り合わせてもらいます。

せっかくの木古内。一杯目のビールの後は、木古内のお酒を楽しみます。「みそぎの舞」は町内農家のみで生産される食用米「ほのか224」を原料とし、姉妹都市・山形県鶴岡市の酒造会社で醸造されたお酒です。町内のみでの流通で、かなり珍しいお酒です。

スッキリ辛口で飲みやすく、会話が弾んだこともあって、気が付けば300mlの瓶を2瓶飲んでいました。

アテはせっかくのお寿司屋さんなので、生鮨(上)にしました。7貫と巻物のセットになっていて、ちょうどよいボリュームでした。

なお、とても雰囲気もいいお店でしたが、2026年にはお店を閉められたようです。地方都市のこういったお店は気が付くと、お店を閉じられていることも多いので、行きたいと思ったときが行きどきです。本当に。

さて、木古内の夜は早いようでしたので、お開きにして、街をぶらぶら。居酒屋の灯りが目に留まったので、こちらの「おかめ」というお店に入ってみることにします。

締めのビールということで、生ビールを注文。北海道のビールといえば、サッポロクラシック。日本酒もいいですが、やっぱりクラシックは懐かしさも相まって、最高です。

アテは焼き鳥を2本。道南ですので、ここでの焼き鳥は豚串。ジューシーでビールが進みます。ただ流石に飲みすぎな気もしたので、こちらは1杯のみで、失礼しました。木古内で飲むなら、いいお店だと思うので、また機会があれば、のんびり飲みたいところです。

最後は宿に帰る途中で、セコマでミントアイスを購入しました。セコマのこのタイプのアイスは札幌に住んでいた時に夜コンビニで買って食べたので凄い懐かしくなります。

思い出補正といえば何でも許されると思っていそうな私は、宿で飲んで食べるように、ハイボールとほっとシェフのおにぎりも購入していました。ハイボールは結局飲まずに持ち帰りましたが、明太子&マヨは営業しながらの運転途中によく食べた懐かしさの味でもあって、おいしくいただきました。


Date: 2025/6/7

おはようございます。2日目はホテルの朝食からスタートです。こちらのクラッセイン木古内は質素ながらも朝食の提供があるので、そちらをいただくことにしました。

品数は多くなく、飲み物、パン、ゆで卵でしたが、パンは地元のパン屋さんのものを使っているのが嬉しいポイント。トースターで焼いて、バターを塗って、おいしくいただきました。

出発する前に木古内市街地をぶらぶら散策しつつ、みそぎ浜にやってきました。昨日も来ましたが、とても近いので、散策ついでにやってきました。

昨日のほうが見晴らしはよかったですが、この日の朝も心地よい風が吹いて、旅しているなぁなどと思いながら、カフェラテを飲んで過ごしてみました。

今日はこの先、写真右奥に見える方向を目指して走り、福島町を経由して、上ノ国町、江差町方面へと向かいます。いい一日になりますように。

(つづく)

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