豊川の恵み#5

渥美半島

Date: 2025/2/9

伊良湖菜の花ガーデン

「渥美半島」は、愛知県の東南端に位置し、太平洋に突き出た半島で、豊橋市の西にあります。豊橋市と西側の田原市の2つの自治体により構成されていますが、特に西側の田原市は豊川用水によって農業が発達しており、国内随一の農業生産額を誇ります。

そんな渥美半島の春の風物詩が「菜の花」です。至るところに菜の花畑があるのですが、今回は「伊良湖菜の花ガーデン」にやってきました。

菜の花畑はかなり広いほか、いろいろなモニュメントもおかれているので、のんびりと過ごすにはもってこいの場所です。ただ、菜の花の密集度合いは来る途中に見た小さな畑の方が凄かった気がします。隣の芝生現象かもしれませんが。

会場からは太平洋沿いの海岸に出ることもできるので、海岸まで降りてみました。海風はまだ冷たいですが、冬晴れの青空と青い海がとても美しかったです。

日出の石門

伊良湖菜の花ガーデンを出発して、伊良湖岬方面へと向かいます。その途中、「日出の石門」は太平洋の荒波によって真ん中が侵食され洞穴となったものです。駐車場からは坂道や階段をかなり下っていく必要はありますが、降りてみるとかなり大きくて立派です。

ちなみに、この渥美半島は砂浜が続いていて、約2kmの「太平洋ロングビーチ」として、釣りやサーフィンなどを楽しめるスポットとして、地元の人にもかなり愛されているようです。

伊良湖岬

花の名所に、美しい海と、目は十分に癒されたところで、そろそろお昼ご飯がしたくなります。伊良湖岬周辺には観光客向けの飲食店が複数あるのですが、友人お勧めの「萬八屋」でいただくことにしました。

人気店なようで、紙に書いて順番を待ちます。店頭では大あさりを焼いているので、食欲がそそります。しばらくまってから2階の席に案内されました。

私は「大あさりフライ定食」を注文。そして、二人で「焼き大あさり」をシェアしていただくことにしました。まず、この「大あさりフライ」が本当に美味しかったです。

これはビールが飲みたくなってしまうなどと言っていると、飲んでいいよと言われたものの、ここは我慢。ビールとの相性も間違いなさそうですが、なんていったってお米との相性も抜群ですから。

でも、絶対、ビールとの相性、最高です。

食後は伊良湖岬灯台まで散策します。散策ルートは灯台を越えて、伊勢湾フェリー伊良湖港などを回って、ぐるっと一周することもできるようになっています。灯台付近はさすがに強風で冬の寒さを感じます。

田原城跡

帰りは三河湾沿いを通りつつ、田原市中心部にある「田原城跡」に立ち寄ってから帰ることにしました。

田原城は三河支配の拠点にもなった城で、1480年頃に戸田宗光氏により築かれました。当時は周囲を海に囲まれ城として知られていて、巴紋のように見えることで「巴江城」と呼ばれたそうです。現在も江戸時代に整備された石垣が残っていて、城跡らしい雰囲気を感じることができます。

城跡には「田原市博物館」がありますが今回は見学をせずに、城内にある巴江神社にお参りをしました。世界の平和と私の健康を祈願してー

帰りは、友人に浜松駅まで送ってもらって、のんびりこだま号で東京まで帰りました。初めての東三河旅でしたが、うまいものあり、美しい景色あり、なかなかに満足度の高い旅を楽しむことができました。

(完)